日吉の家


旧道沿いに建っていた旧家は田んぼの耕地整理や道路の拡張工事により周りから1段低い場所になってしまい、湿気が溜まり痛みも激しかったため、解体、地盤改良、石積、整地を行い新築することになりました。木組み、土壁、むくり屋根がご希望のお客様でした。

山に囲まれ、敷地も広いため間取りもゆったりと自由に設計する事ができました。

建前

離れの建物に仮設の水周りを設置し、ご家族の皆様には長い期間ご不便をおかけしましたが、天気にもご近所様にも恵まれ、心に残る建前となりました。親族、ご近所さんが集まり、盛大な上棟となりました。

土壁

外部は全面真壁シックイ塗り、内部の仕上げも塗り壁が多いため、小舞掻きも時間がかかりましたが、骨組みに竹小舞が掻かれた姿はやっぱり何度見ても美しいと感じます。自然素材を使い家を造る文化を守っていきたいと改めて感じました。

大工がつくる家具

今回は施主様のご希望で家具類も私たちが造らせていただきました。既製品のような高機能は無く、家具屋さんのような意匠性もありませんが、頑丈で長く使える事には自信があります。

完成

石油製品を極力使わず、自然素材でじっくりと造らせていただきました。奥行きの深い建物なため、家の中心にライトコートを設け採光と通風を確保しています。薪ストーブのおかげで冬でも暖かく快適です。

解体から造成、完成まで長い工期でしたがいつも私たち職人に労いの言葉をかけて下さるお客様のおかげで、焦らずじっくりと施工する事ができました。ありがとうございました。