石場建ての家


石場建ての家 一宮市

お施主様の希望は 木組み、土壁、石場建て の3つでした。石場建てとは石の上に直接柱が建つ造り方で、限界耐力計算を行い適合判定に合格する必要があります。そのため地元で一緒に活動している水野設計室さんに計算を依頼しました。金物に一切頼らない構造は、近所でも珍しかったようで、多くの方が現場見学にみえました。

設計施工:各務工務店  限界耐力計算:水野設計室

礎石工事

以前は畑だった事もあり、地盤改良を行い、土間コンクリートを打設し、その上に礎石を据えていきました。礎石工事は同じ八百津町の安藤石材店さんにお願いし、丁寧な施工をしていただきました。

建前

ホゾを差し込みながら、込栓、鼻栓、車知などで留めて行きます。一般的な在来工法と違い、上から落とし込む建方ではないので、組み上げる順番を確認しながら丁寧に木を組んでいきます。

組み上がりました。金物も筋交いも使っていませんが、ガッチリ頑丈に建っています。これが『木組み』で造られた構造です。

土壁

割り竹を縄で編み、小舞を掻いていきます。土壁の下地となる作業で根気が必要ですが、軸組に小舞がついた状態は、「ずっとそのままにしておきたい」と思ってしまう美しさがあります。

完成

工事期間中はお施主様や家族様にとても良くしていただきました。ご近所さん方も良い方ばかりで、楽しく気持ちよく造作工事も進みました。お引渡しは少し寂しいけれど、これから長い年月お施主様家族に愛される『石場建ての家』である事を願っています。